どうも。現役介護職員のおっさん「そらいつ」です。
私は40代も半ばになってから無資格・未経験で介護職員として人生のリスタートをきることにしました。まだまだ新米介護士ではありますが、いまのところなんとか順調に仕事ができています。
介護士の仕事はよく「社会の底辺だ」とか、「誰でもできる」なんてことが言われますが、果たして本当にそうでしょうか?
現役介護士として働く者から言わせてもらえば、そんなことは決してありません。むしろ一流の介護士として働いていくにはそれなりの技術や知識が必要になってきます。
では介護士の仕事はどんなことを行うのでしょうか?
今回は介護士の仕事内容と介護士として働くうえで重要だと思えるコミュニケーション能力についてまとめてみました。
介護士の仕事を一言でいうならば!
一言で言うのならば、介護士の仕事は「高齢者や障害者の生活をサポートする裏方の仕事」です。
介護施設を利用される方「利用者さん」は、何らかの理由を持って施設にはいられます。
そのため楽しく快適に満足してもらえるような生活環境を作ってあげる必要があります。これをサポートしてあげるのが介護士の一番大きな仕事といえます。
もちろん相手をするのは、ものではなく人です。
どんな高齢者であろうと、どれだけの障害を持っていようと1人の人間として対峙する必要があります。
だから、適当にできる仕事ではないんですね。
介護士の仕事内容はどんなこと
では介護士の仕事と言うのは具体的にはどんなことをするのかと言うと、
- 起床や着替え
- おむつ交換
- 排泄介助
- 食事の介助
- 入浴の介助
- 食事の準備や誘導
- レクリエーション
- 歯磨きなどの口腔ケア
- トランスと言われる移乗や移動
- 見守り
などなど、私たちが普段生活をしていく上で何気なく行っている普段の行為をサポートしてあげるのが仕事になります。
それももちろん一人一人性格が違いますし、介助レベルも変わってきます。
そのためその人に合ったやり方でサポートをする必要があるんです。
介護士にこそコミニケーション能力が求められる!
加えて、私が1番大切だと思うのはコミニケーションです。
仕事内容と言うのとはちょっと違うかもしれませんが、このコミニケーション能力こそ介護士には求められると思います。
お年寄りや介助を必要とされる方の多くは「寂しい」という気持ちを持っています。
歳をとってから家族と離れて生活をすることになるのですから、寂しくないわけがないんです。
もちろん他の利用者さんとお友達になったりするかもしれませんが、それまで心許せていた家族と離れると言うのは誰であっても寂しく感じるもの。
だからこそ、介護士が少しでも話し相手になってあげ、コミニケーションをとってあげる必要があるんです。
なかなかこのコミュニケーションを軽視してしまわれることもあり、介助者の気持ちを汲み取れないこともあったりするのが残念なところです。
介護士の仕事は分刻みで動くところが多いため、なかなか1人の利用者さんに時間をかけて話をすると言う事はできないのが現状です。
しかし、それでもほんのささいなことでも話を聞いてあげる、ちょっとしたことを話してあげるそれだけでも嬉しく思ってくれるものです。
このコミュニケーションがとれるかどうかで、介護士としてのレベルが変わってくるし利用者さんの満足度も異なってくるといえるでしょう。
介護士の仕事は男性でもできる?
介護の世界というとどうしても女性の職場というイメージが先行しますが、「男性には向いていないんじゃないのか」なんて思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
最近では、男性の介護職員も多くなってきましたし、若い子でも「介護をやる」と考える人は増えてきています。まぁ、一般業種に比べればまだまだ女性の方が多いですが。
しかし、ある程度の社会経験を積み「仕事の厳しさを知っている」、「人とコミュニケーションをとれる」方であれば男性であろうと女性であろうと関係ないといえます。
むしろ、力仕事ができるという意味では男性の方が有利なのかも・・・。
もちろん本人のやる気が一番大切ですが。
介護士は人の役に立つ仕事!
このように介護の仕事と一口に言っても色々とやることがあります。
その内容は多岐にわたるといえます。
利用者さんが施設を利用すると言う事は、「利用者様=お客様」なんです。
ですから常に利用者さんの立場に立って仕事をしていく必要があるんですね。
ただのやっつけ仕事でこなせる仕事ではないといえますよね。
例えば、あなたが買い物や旅行に行った時に、店員さんから適当な対応をされたり、ホテルの従業員から覚えな態度を取られたらどうでしょう…
「二度と利用したくない!」なんて思いますよね。
こういったことからもわかるように介護の仕事内容は決して楽な仕事ではありません。
でもそのかわり、利用者さんやそのご家族から感謝をされることも多い「人に役に立つ仕事」とも言えます。
おじいちゃんやおばあちゃんから、「ありがとう」といってもらえるのって意外と嬉しいものですよ!
そのため今まで以上に待遇や社会的立場は向上し改善してもいいと思います。
いやむしろ改善されるべきでしょう。
ほんの少しずつですが、高齢化社会ということもあり、介護職の社会的立場や待遇は改善されてきています。
国から待遇改善があるということは、それだけ国にとっても重要な仕事だとも言えます。
まとめ
ここまで見てきたように、介護の仕事内容というのは特別に専門的な技術が必要というわけではありませんし、やる気と強い気持ちさえあれば無資格・未経験でも始めることができます。
しかし行うべき仕事は多くありますし、コミュニケーション能力も必要だと言えます。
それだけに挫折してやめていく人も数多くいるのが現状だったりします。
それにまだまだ良いイメージが持たれないため、「介護士として働く」と考える人が少ないのも現状です。
こういった仕事を行うことが社会の底辺でしょうか?
私はそうは思いません。
むしろ、社会的にもっともっと評価されてしかるべき仕事だと言えるでしょう。
誰でもできそうで、実は意外と奥の深い介護の仕事。
もしあなたがこの介護の仕事に興味を持ったと言うのであれば、いちど介護業界での仕事を経験してみませんか?
必ずやあなたの将来に役に立つことが学べると思いますよ。
コメント